遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
年末年始を日本で過ごし、介護とカルチャーを往復し続ける生活を送っていました。
そんな中で出会った最強のテレビ番組、 NHKバリバラ!
うちの実家では、もう地デジ以降テレビはないので、youtubeにて視聴。
去年8月28日、24時間テレビの裏番組として放送された、検証!「障害者×感動」の方程式で企画された新企画、ココがズレてる健常者が、これまた最高に面白い‼︎
バリバラでも取り上げられている、 TEDのステラ・ヤングさんの障害者を「感動ポルノ」にすることへの批判したスピーチ。まさに、日本に置き換えるなら、24時間テレビへの批判スピーチ。
ステラ・ヤング: 私は皆さんの感動の対象ではありません、どうぞよろしく
自分があるコミュニティーにおいてマイノリティーになった時、あるいは、弱者となった時、
自分の現状を否定することなく、笑って喋れる力のパワーに圧巻されました。
かわいそうって思わせてたまるか、このやろー!っていうパワー。
私も、長らく、フランス社会において、弱者、もしくは、ハンディキャップを抱えて演劇をしていて、それは、いくら努力しても、これからも続いていくことで、
その努力を讃えられたり、成長を認められたり、はたまた、同情されたりもするけれど、
それ以前に、私、女優ですから、当たり前のことやってんですって、できなかったりすることも含めて、マイノリティーとしての、弱者としての自分の「仕事」を見せてけばいいんじゃんって、笑ってぺちゃくちゃしゃべっちゃったらいいのかも!
今の世の中、障害者、健常者というくくりよりも、
定職ついてなかったらかわいそう、結婚してなかったらかわいそうって、
「健常者内かわいそう」が溢れてる時代。
いやいや、世の中の「普通」から考えられて、勝手に「かわいそうって思われてる」人たちが、かわいそうって思われてたまるか!って、笑ってないと。
と喝を入れて、2017年も真面目にバガボンド。