脅威の「ゼロ度」エクササイズで、男子も女子も号泣。

待ちに待った、
日曜日。
今週の1週間、月曜日から土曜日まで
9時半〜14時:身体理論
15時〜半永久:ピエル・パオロ・パゾリーニ
半永久というのは、本当に半永久で、
終わりの時間が未定ということ。
早くて、20時、
遅いときは、21時近くに及びました。
学校の建物、
Maison Louis Jouvetの閉館時間は、
なんと深夜0時。
0時以降まで、
リハーサルなどが入る場合のみ、
許可が必要で、
基本的に、
午後の授業は、
先生次第。
日が暮れる頃には、
全員、
瀕死の白鳥化していました。
ちなみに、
最年長は、私ですが、
最年少は、20歳。
しかも、平均年齢、23歳という若さ。
疲れるのも無理はない。
パゾリーニについての授業は、
さらに、あと2週間続くので、
午前の「身体理論」集中講義について書きたいと思います。
Master Classe avec Alexandre Del Perugia
http://www.ensad-montpellier.fr/79-14-au-26-10-promo-2016-puis-2014-master-classe-avec-alexandre-del-perugia.html
理論といっても、
実践を通しての授業。
なんと、
「私は、学校教育システムというものに、反対です」
という先生の一言からスタート。
一同、唖然。
3年間、厳しい訓練をうけて、
多少「使える」俳優になるだけだそうです。
そこで、
先生が一人一人に聞いたことは、
「私(先生)が、あなたにしてあげられることは何?」
それは、先生が与えるものではなく、
生徒一人一人が欲するもの。
つまり、
私たちは12人だから、
12通りある。
一回の授業4時間半ののうち、
2時間以上は、
ディスカッションに費やされる。
先生よりも、
生徒の方がたくさん発言している環境には、
だいぶ慣れてきたと思っていましたが、
少しでも気を抜くと、
質問したいことがなくなってしまう。
これは、全部、理解したということではなく、
受け身になってしまっているだけの証拠。
授業で行われた「ゼロ度」を探すエクササイズでは、
ありとあらゆる現象が起こりました。
先生がいう「ゼロ度」とは、
身体全体が、
弛緩した状態。
この状態をさまざまな方法で、
生産していきます。
この状態こそが、
どんなマッチョな筋肉にも勝てる、
ハイパーな状態。
ただ、これをmaîtriserするまでが大変。
maîtriserとは、
フランス語で、
抑制する、もしくは、習得するという意味の動詞。
ちなみに、名詞形のmaître/maîttresseという単語は、
主人、飼い主、所有者という意味があるので、
自分の身体の「飼い主」になるということ。
「飼い主」になるのは、
まだまだ先の話で、
この一週間では、
「ゼロ度」でどんなことが起きるのかをひたすら繰り返しました。
感情とは、
なんの関係もなく、
スタジオ中で、
涙とか、
笑い声とか、
さまざまなものが溢れ出して、
maîtriserする方法を、
まだしらない私たちは、
とりあえず、
出て来たものを、
放し飼い。
世にも不思議な一週間。
毎回エクササイズのあとは、
自分が感じたことや、
疑問に思ったことなど、
徹底的に言葉にして、
全員でシェアして、
分析。
つまり、
やりっぱなしは、禁物。
20代後半の目標は、
経験の「やりっぱなし」を、
しないこと。
おそらく、
10代の「やりっぱなし」と、
20代の「やりっぱなし」とでは、
訳が違うと思う。
10代の「やりっぱなし」は、
放っておいてもいつか勝手に「宝物」になる。
20代の「やりっぱなし」は、
どうやら手をかけてやらないといけないらしい。
(ちょっと出遅れたけど)
これからは、とうとう
maîtriserの時期。
疲れとか、
ハードスケジュールにまぎれて、
とりあえず、
「やった気分」にならないように。
土曜日の最終日に個人面談があって、
そこで言われたことは、
「自分の『文化』を死ぬほど大事にすること」
「悩んだら、そこに帰ってみること」
ということで、
昨晩は、スタジオジブリ3本鑑賞。
「耳をすませば」
「猫の恩返し」
「平成狸合戦ぽんぽこ」
15年以上ぶりに観たぽんぽこのスキャンダラスぶりには、
びっくりした。
そして、一番のプレゼントは、
「耳をすませば」より、
雫のお父さんの言葉。


「一つしか生き方がない訳じゃないし…
よし、雫、
自分が信じる通りにやってごらん。
でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。
何が起きても、誰のせいにもできないからね。」
ちなみに、なんと、
このお父さんの声、
東京大学立花ゼミで有名な立花隆さんでした。
ちなみに『二十歳のころ』シリーズは超オススメ。
どんな大人にも必ずあった「二十歳のころ」
はたちのころ
http://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784101387222
今日は、久しぶりに料理をして、
白菜のことこと煮込みスープを作りました。
隠し味は、
オニザキの『つきごま』
http://www.gomagoma.net/oco/item/surigoma/shiro/
いままでの、すりごまとはまったく違うこくに、
うっとりしながら、
フランス人には、
このこくの違いがわからないんだろうな、と思い、
小さな優越感に浸る、
安らぎの日曜日。

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