先週から、はじまったコンセルバトワールの秋休みを利用して、
語学学校の集中講座+個人レッスンの日々を送っていました。
まず、唖然としたのが、
明白なフランス語力の低下…。
7、8月と週に15時間の授業と自宅にてひたすら課題をこなす生活を送っていたところから、
一変。
9、10月とこの2ヶ月はほぼ24時間フランス人の中で過ごす環境にいたにも関わらず、
私の語学力は確実に悪化していました。
11月に、語学認定の試験があることを思い出し、
いきなり焦っています。
DELF・DALF(フランス国民教育省認定公式フランス語資格)は、
A1,A2,B1,B2,C1,C2
と6段階にわかれています。
http://www.calosa.com/delfdalf/generalites_jp.htm
これは、ヨーロッパ言語共通参照枠(CECRL)が定めたもので、
ユーロ圏内だったら、どこ国でも、
このようなレベルの分け方をします。
大学受験には、最低でもB2は必要とされていて、
コンセルバトワールの受験の際にも、
語学力を証明する、重要な試験です。
語学勉強というと、
つい他の専門分野の勉強と区別してしまいがちですが、
語学は明らかに「学問」なのだと実感。
たとえば、毎日数字を見ているだけじゃ、
数学が学べないのと一緒で、
普通に机に向かって勉強しなければ、
絶対に上達は出来ないと実感しています。
もちろん、聞き取りなどは、
毎日フランス語を聞いていれば、
「耳の慣れ」によって、上達しますが、
「習得」とは違う。
フランスで、大学卒業レベルの語学力認定を取得した、
日本人の知り合いに、
「外国語を流暢にしゃべっている人を見ると、
きっと海外生活長いんだな、とか、
外国語しゃべれていいな、とか、
そんな軽いことを思ってしまいがちだけど、
想像を絶するほどの努力なしに、
外国語を習得した人はいないから。」
と、言われ、
フランス人の環境にいれば自然にしゃべれるようになるだろう
と思っていた、
自分の考えがいかに甘かったかを思い知らされました。
通じるようになってきたと、おもっていたのは、
自分の進歩というより、
周りのフランス人の理解力の賜物だと思います。
現に、語学学校でレベル分けテストをやって、
レベルが落ちていたのは事実なので。
何事に対しても、
謙虚に、
丁寧に、
誠実に。
人、
もの、
ことがら。
なんでも、
「一目置いて」みると、
努力がしやすくなる。