さとうさくら『スイッチ』

Takenaka Kyoko web
完全に、表紙にみとれて購入しました。
この作品で、第1回日本ラブストーリー大賞審査員絶賛賞を受賞したそうです。
ストーリー
主人公苫子はフリーターで、処女。他人と上手くコミュニケーションをとることができず、簡単なバイトさえもクビになる始末。嫌なことがあるたびに、自分の首の後ろを押す。彼女のイメージの中では、そこに人間を消すことができるスイッチがあって、そこを押せば自分は消えていなくなることができるのだ。そんな彼女がバイトを変えたことで、いろいろな人に出会う。みなどこかズレていて、アンバランスな人ばかり。最初は何となく距離を置いていた苫子と彼らだが、徐々に近づき、お互いに影響しあう。といっても、劇的な何かが起こるわけではなく、あくまでも消極的に、静かに、ジンワリと変化はやってくる。物語の最後、苫子は処女ではなくなり、サル男という好きな男もできた。周りの人とも自分から連絡を取り、すべてが上手くいかなくても、繋がりを自分から保とうとする。変化はそれだけ。だが、苫子にとっての世界は大きく変わりはじめていた。

パンチ、きいてました。
村上春樹以降の、やわらかい日常的な文体ではあるんだけど、
かなりぞっとさせられました。
そもそも、主人公の設定が26歳処女って。
しかも、どうやら、わりときれいなひとみたいで。
処女とか、彼氏がいないとかすごく個人的なコンプレックスと、フリーターとか社会的なコンプレックスとどう違うんだろう?と思いました。
若いときって、コンプレックスっていっても、単純にいいときわるいときみたいな波があるけど、
年齢を重ねるにつれて、その波の幅がゆるくなってくるんだろうなって、
思って、ちょっと怖くなった。。
悪いときからまた、いいときになるまでのスパンが長いというか。
かといって、この苫子もそうだけど、人とかかわらなかったらそもそもコンプレックスなんて生まれないだろうな。
すごく楽かも。
それでも、今日も、いろんな人と会う。

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