アビニョン演劇祭通信vol.2 劇場外宣伝合戦!!

本日の取材は授業のため、夕方から。
カンパニーロルト、
11時半にプレ公演を終えて、
ほっと一息ついてるのかと思ったら、
せっせとチラシ配り。
俳優がチラシを配るとなれば、
もちろん、ひとパフォーマンス要求される。
ということで、
道ばたでも、レストランでも、横断歩道でも、
絶え間ない宣伝合戦。
ここで、この取材の主役、
21歳の若き女優、
ペネロップ・アブリルを紹介。
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公演が始まって、落ち着いたら、
いろんな話を聞かせていただく予定です◎
さて、彼女たちの宣伝合戦の本日の舞台は、
野外レストラン前。
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一緒に作品に出演している、ミュージシャンとともに、
観光客でにぎわうレストランに突撃。
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レストランにいたお客さんも、
手を休めて、しばし注目。
2,3分のミニ・スペクタクルを決行。
そのあとは、パフォーマーたちが、
それぞれのテーブルに回って丁寧に、
お話ししながらチラシを配っていました。
さて、このポストカードくらいの大きさの小さなチラシ、
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「trac」(トラック)と呼ばれるものなのですが、
このtracを配る人=tracteur(トラクター)/tracteuse(トアラクトゥーズ)
という単語まであるそうです。
フェスティバル中には、ひたすら耳にする単語。
終わったら、道ばたで、
パフォーマーとしてではなく、
tracteur/tracteuseとしての反省会。
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帰り道、プレ公演で20人以上お客さんが来た、
と、おしゃべりしながら歩いていると、
他のカンパニーのおじさんたちが、話しかけてきて、
ちょっと立ち話に。
20人は、かなり快挙も数字のようです。
最初の一週間は、
お客さんの作品選びの頼りになるものが、とにかく少ないからです。
戯曲やカテゴリーで選ぶこともありますが、
やっぱり大事なのは、trac!!!
そして、本人たちによる口頭宣伝。
ゼロからの始まりは、
やっぱり、
人の力でしか、
人は動かない、
そして、
人の力なら、
人は動かせるということ。
ちなみに、そのおじさんたち曰く、
去年知り合いのカンパニーでお客さんが、
一人の日があったため、
チケット代を返金して、
別の日に来てもらったとのこと。
何とも、
過酷なフェスティバルだ。
あ、落語だったら、
お客さん、一人でもやるのに!

アビニョン演劇祭通信vol.1 最強のゲネプロ!!

とうとう明日7日から、フェスティバル・アビニョンが始まります。
7月の3日くらいから、徐々に、OFFに参加する劇団が集結し始め、
あっという間に、街は張り紙だらけ。
昨日は、これから私が取材させてもらうカンパニー、
Compagnie l’Aorte(ロルト)の最終舞台稽古を見学させてもらいました。
彼女たちが使う、劇場レスペレートでは、
1日になんと9団体が公演を行います!
劇場HP:http://avignon-theatrelesperluette.fr/salle-1/
タイムスケジュールは、
10:00〜/11:30〜/13:00〜/14:30〜/16:00〜/17:35〜/19:35〜/21:00〜/22:30〜
団体により異なりますが、
上演時間はだいたい1時間。
つまり、30分間で、
客出し→舞台セット/照明変える→客入れ
を行わなければいけないのです。
この明らかに無理と思われる条件は、どこの劇場も一緒。
このあり得ない厚さのプログラムには、
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1150団体分の1150作品が、
劇場ごとに時間を区切って紹介されています。
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毎年、演劇祭中には、
町中のカフェも高校も、はたまた誰かの自宅も、
どこもかしこも劇場になりますが、
ここは、下北沢な感じの小劇場。
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昨日は17時から21時の間劇場を使えることになっていて、
その間にやらなきゃいけないことは、
照明合わせ、舞台セットのバミリ、テクニカルリハーサルetc…
普通だったら、丸1日かかってもおかしくないような行程を、
4時間でやりきっていました。
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照明の明かり作りは、劇場から、2人、技術スタッフとして、
デスクにデータを入力するところまで、
一緒にやってくれるそうですが、
公演中は、すべて劇団のスタッフが操作。
といっても、劇団付のスタッフをつれて来れるほど、
金銭的に余裕のあるカンパニーは少ないので、
「誰か」がやります。
彼女たちのカンパニーの場合は、
今回のプロジェクトには関わってない、劇団員。
ちなみに、劇場にいた2人の技術スタッフは、
普段は役者として、活動しているそうですが、
毎年、フェスティバルの間だけ、
技術スタッフとして雇われているそうです。
つまり、地元の人。
照明も、舞台上のバミリも、舞台裏にある舞台セットも、
なにもかも9団体分…
退出時には、すでに次の団体が、
出口で待ち構えていて、
交代。
劇場の前のバーでは、
劇場のオーナーが、
ピザとお酒を用意して待っていてくれて、
他の8団体と交流。
そして、今日6日は、
無料で行われるプレ公演。
(やるかやらないかは、劇団の判断。)
そして、17時から前夜祭として、
1150団体が、一斉に街でパレードするそうです。
劇場のオーナー曰く、
しっかりした規則があったら、
フェスティバルOFFは、やっていけないとのこと。
なるほどなあ、と思いました。
不平不満を言ったところで、
何も変わらない。
さあ、どうするか。
やるしかない!

アビニョン演劇祭通信始めます 〜序章〜

皆さん、こんにちは。
竹中香子です。
いつの間にか、このブログの主体になっていた、
私の「奮闘記」なるものは、
ひとまずおいておいて、
7月の間、
真剣に、アビニョン演劇祭通信を開始したいと思います。
logo_festi.gif
私は、いま、アビニョン大学が外国人向けに開講している、
夏の語学研修を受けています。
http://www.univ-avignon.fr/?id=502
語学研修といっても、時期的にも場所的にも、
演劇一色なので、
授業内容は、
演劇祭に関することや、
舞台を観てのディスカッション、
戯曲を読む、
劇評を書くなどなど、
演劇好きにはたまらない授業内容です。
そもそも私は、
演劇祭の間、大学の寮に安く滞在できることを狙って、
授業にも登録したのですが、
授業自体もかなり充実。
演劇理論のクラスや、ついでに実技のクラスまであります。
コース自体は、2日から19日の約3週間なのですが、
なんと終了後も7月31日まで、
寮に滞在可能!
願ってもないチャンスなので、
謎に満ちている、
アビニョン演劇祭「OFF」を解明すべく、
友達のカンパニーに取材を申し込みました。
salle1_spectacle_2_lours-185x260.jpg
http://avignon-theatrelesperluette.fr/salle-1/
快く承諾を経て、
外国人なのに、
カンパニーのコミュニケーション担当に任命されました。
晴れて、劇場の出入り自由!
アビニョン演劇祭概要
公式HP:http://www.festival-avignon.com/
ウィキペディア:http://ja.wikipedia.org/wiki/アヴィニョン演劇祭
とにかく誰でも参加可能な「OFF」の部なのですが、
年々記録を更新していてなんと今年は、
1150団体が、
7月の1ヶ月間ほぼ毎日公演しています!!!
一体どうやってオーガナイズされているんでしょう…
今のところ、
検討もつかないのですが、
とりあえず、
少しずつ、インタビューや取材をして行きたいと思います。