すご腕建築家ビャルケ・インゲルスに学ぶ、今日における「創造」

先週は、一週間、なぜか、
「建築」の課題に取り組みました。
月曜日に発表された課題は、以下。
デンマークの建築家ビャルケ・インゲルスのTEDの映像をもとに、
モンペリエの土地性を踏まえて、
公共劇場を考案する。
https://embed-ssl.ted.com/talks/bjarke_ingels_3_warp_speed_architecture_tales.html
彼のプレゼン方法は、
実に演劇的で、
驚きの連続の20分。
彼は、コミック形式で建築の歴史を綴った、
本『Yes Is More』の著者としても有名。
Unknown_20150517202804c53.jpeg
2012年に、日本でも、千駄ヶ谷のGA galleryで、
この本の内容が展示されたそうです。
http://kstyle.s57.xrea.com/2012/10/ga_1.php
建築において、
なくてはならない、模型の捉え方も、
いたって斬新。


これらを参考にしながら、
モンペリエというランドスケープに基づいた、
劇場空間をプロデュース。
二人組、5グループ。
グループごとに、さらに細かいテーマが渡される。
制限時間3日。
予算40ユーロ(約6000円)。
私たちのグループに与えられたテーマは、
「エアースペース(領空)」
3日間、モンペリエ中を歩き回り、
住民にインタビューをとったり、
発表用のパワーポイントを作ったり、
模型を作ったり。
発表当日は、いかに、
ビャルケ・インゲルスのTEDの映像のように、
自分たちの世界観の「カラー」を伝えられるかがポイント。
内容はもちろん、
いかに、人の脳裏に自分たちのプロジェクトの色を塗ることができるか。
5グループ全く趣向の違う作品を堪能。
この課題は、そもそも、
俳優として、空間をどうプロデュースするかということを求められている。
俳優は、自らの演出家を担うだけではなく、
舞台美術家まで、兼任しなくてはならないのか、
と、ほとほと目を覆いたくなる。
今回のスタージュでは、
演劇の外の世界における場所との「交換」が、
常に、行われており、
さまざまな分野にわたって、
アンテナを張っていないとすぐに置いていかれてしまう。
演劇オタクの私は、すこし、息切れ気味。
昔、誰かに言われたことがある。
モダニズムのあとに、
ポスト・モダニズムが生まれた。
では、ポスト・モダニズムのあとに、
何が生まれるのか。
今日、もはや、もう新しいことを創造することは、不可能に近い。
何もかも、出尽くしている。
もし、まだ可能だと思うなら、
それは、過去に対する勉強不足でしかない。
つまり、現代の創造は、
もはや「混ぜること」でしか生まれないのではないか。
ビャルケ・インゲルスの方法論を見てもわかるように、
すでに、究極まで、出尽くされた各分野における、
アイデアたちを、
いかに、混ぜていくか。
実際、彼の著作『Yes Is More』で書かれていることも、
情報として、何も新しいことは書かれていない。
ただ、平面体である「漫画」というフォーマットと、
立体である「建築」を掛け算したことで、
完全に「新しい」世界観を提示することに成功している。
その観点から言えば、
「演劇」という媒体は、
この「混ぜること」は、
非常に、「さらに何か新しいもの」への可能性に富んでいるのではないだろうか?
演劇オタクの私にとっては、
いつまでも、演劇だけにとどまっていたいところだけれども、
残念ながら、世界は広い。
ということで、
いやいやながらも、
腰をあげて、
TEDの講義を見る、日曜日。
TEDの中の、ビャルケ・インゲルスの言葉。
僕たちは、REVOLUTION(革命) よりも、EVOLUTION(進化)に興味があります。
世界の変化に、臨機応変に適応することで、徐々に、進化するという考えです。

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