今週から、学校のホームページにプロフィールが掲載されました。
ドキドキ。
http://www.ensad-montpellier.fr/index.php?p=p60&dp=7
ちょっとびっくりしたことは、
ヨーロッパなだけあって、
プロフィールには、
目の色と髪の毛の種類が必須。
さてさて、先週は、
3年生の学外公演、
ブレヒトの『三文オペラ』を観劇に行きました。
受験は、2年に1度しかないので、
2学年上の彼らが、唯一の先輩。
会場は、なんとモンペリエでも3本の指に入る公共劇場、
Théâtre Jean-Vilar
しかも、劇場の主催公演として有料で行われました。
すでに、モンペリエの市内でも3回ほど公演を行っているそうですが、
3公演ともすでに売り切れで、
会場には、当日券の列ができていました。
本来、パリのCNSAD(国立コンセルバトワール)を含む、
高等コンセルバトワールは、
3年間の間、
学外で公演することが禁止されているのですが、
モンペリエENSADでは、
クリエーションを、学校の特色として掲げているので、
年に3、4回は学外公演のチャンスがあり、
さらに、6月には、
私たちも、モンペリエに続いて、
パリにツアー公演にいくそうです。
先輩なだけあって、
「学校教育」というシステムのフィルターを通さずには、
観劇することができず、
純粋に、
自分たちもこうなりたい!
という期待と、
自分たちにもこんなことできるのか?
という不安の中で、
時間…
3年間…
ぐつぐつ熟成させて煮込む時間…
というものを考えさせられました。
「芸術」と「才能」って、
切っても切れない関係だけど、
この「時間」だけに、
可能性を感じてみてもいいかと思う。
寄りかかってみてもいいかと思う。
« L’art est toujours le résultat d’une contrainte.
Croire qu’il s’élève d’autant plus haut qu’il est plus libre,
c’est croire que ce qui retient le cerf-volant de monter, c’est sa corde. »
de André Gide (Extrait de Nouveaux prétextes)
(芸術は常に、制約の結果である。
自由になればなるほど、いっそう高くあがっていくと信じ、
そして、凧を支えているのは、凧ひもであると信じることである。)