演劇渇望 〜フランス版「トヨタコレオグラフィアワード」のすすめ〜

フランスの劇場は、7月の中旬から9月の中旬にかけて、
世の中と一緒に、
大規模な夏休みをとります。
という訳で、
アビニョン演劇祭などのフェスティバルを除いて、
一切演劇が観られなくなる。
そろそろ限界だった今日このごろ。
まさしく、
演劇渇望。
イギリスの劇作家『4.48サイコシス』で有名なサラ・ケインの98年の作品に、
『渇望』という作品がある。
英語の原題は、”Crave”
そして、
フランス語の翻訳は、”Manque”
英語のCraveより、よっぽど頻繁に使われる単語。
例えば、英語の ”I miss you.”は、
フランス語で ”Tu me manques.”
あなたが恋しいのではなく、
直訳すると、
あなたが足りないということになります。
前置きが長くなりましたが、
まさしく、
最近の私は、決定的に、
Engeki me manque!!!!!
演劇不足。
演劇渇望。
ということで、
パリで一番のお気に入りの劇場、
Théâtre de la Villeの今シーズン開幕と共に、
とりあえず、最初のダンス公演のチケットを購入。
台湾の三兄弟ダンスカンパニーによる、
CHANG DANCE THEATER COMPANY『THREE FOR ONE – VAULTING – COMPOSE』
を観てきました。
http://www.theatredelaville-paris.com/spectacle-ThreeforoneVaultingCompose-619
出演者全員が20代という衝撃の若さと思いきや、
なんと、Théâtre de la Ville主催の若手ダンスコンクール
「Danse élargie」の去年の第2位入賞者だったのです。
まさしく、フランス版「トヨタコレオグラフィアワード」
http://www.danse-elargie.com/
昨年は、14カ国から書類審査で選ばれた20チームが本選に参加。
ヨーロッパの国がほとんどですが、
アジアからは、台湾と日本から。
そして、2位までのカンパニーが翌年のThéâtre de la Villeのプログラムに、
プロのカンパニーに交じって組み込まれる。
しかも、シーズン開幕作品として。
今年、選ばれたのが、台湾のカンパニーということは、
もちろん日本のカンパニーにも、
チャンスがあるということ。
私が、フランスに来るきっかけになったのも、
3年に1度の受験が行われる、
超難関校レンヌの高等コンセルバトワールの
15人の枠の中に、
韓国人の生徒がいることがわかったことでした。
そういえば。
フランスは、ヨーロッパの中で、
最も、
「来るもの拒まず去るもの追わず」
な国だと思います。
中に入ってみるのは、
以外と簡単なことで、
入ってから、とどまることのが難しい国です。
(公演中、日本で活躍している桜美林の同期のメンバーが、
この舞台に立つことができたら、
どんなに素敵だろう、とドキドキしながら観ていました。)
公演後のカーテンコール、
私以外の観客の中にも、
「演劇渇望」症状が出ていた人が多かったのか、
客席の熱気と歓迎の暖かさは、
あまりにも居心地がよく、
思わず、大家族の中にいる気分になってしまう。
次回のインフォメーションはまだ出てないのですが、
毎年、1月に書類審査、
6月に本選が行われているようです。
GO!!!!
(去年のコンクールの様子)
※映像の中に金魚の鈴木ユキオさん発見!(2’53)

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