夢をあきらめるタイミングとは?

先週の火曜日、
第2志望だった、ストラスブールのコンセルバトワールの受験に失敗しました。
パリ、国立のコンセルバトワールと同様に最難関といわれている、
ストラスブールのコンセルバトワール、
通称TNS(Théâtre National de Strasbourg)
http://www.tns.fr/fr/ecole/concours/concours.html
試験方法も、コンセルバトワールの受験の中でも、
一番過酷だと言われています。
1次試験は、朝8時半から。
25人から30人が、スタジオに集まって、
なんと挙手制で、受験がスタート。
3つの課題のうち、
1つ目は、自分で選んで、
2つ目は、審査員に指示されます。
3時間にわたって、全員が発表し終えた後、
劇場のロビーで待機。
その場で、結果が発表され、
選ばれた人だけ、16時から行われる2次試験を受けます。
私たちの回で、1次試験を通過したのは、3名。
同時に、二つのスタジオで審査が行われているのですが、
他の回は、10人以上が通過したこともあるそうです。
同じグループだったメンバーには、
結構好評だったのですが、
私は、選ばれず。
2,200人近くいる受験者のうち、
1次試験を通過するのは、
200人弱。
さらに、最終的に選ばれるのは16名。
今回、私は、この2,000人の方にカテゴライズされた訳ですが、
この2,000人の中で、
ここで、
モチベーションが閉ざされる人と、
続けられる人と、
受験が終わっても、まだ試験はずっと続いている感じがしていました。
ここまでもやってもだめなんだから、
もうどうやってもだめだろう、
と、何度も思いました。
まだまだ、続く受験。
気持ちの切り替えが、
なかなかうまくいかずに、
不幸に甘えて、めそめそしている間に、
たくさんのものを、
失いそうになったり、
見失いそうになったり、
あげくの果てに、
そんなことになっていることにさえ、
気づかなかったりしました。
自分と向き合うのが怖くて、
とりあえず、稽古の予定を詰め込んでみましたが、
私と、ワタシの間は距離がどんどんひらいていくばかりで、
勝手に、ワタシは、私じゃない飼い主に飼いならされていく感じ。
さて、
挫折、失敗、拒絶、
と、どう対峙するか?
挫折、失敗、拒絶、
これ以前に、
絶対的に存在するもの。
過程。
過程は、一定の時間を要するが、
挫折、失敗、拒絶が、訪れるのは、ある一瞬。
もちろん、そこから長引かせることはいくらだって出来るけど。
過程を、考えて挑む。
一瞬の間に訪れる、挫折、失敗、拒絶に、
結果に負けない強い「過程」を作る。
願った結果が出なくても、
絶望しないような、
図太くて中身の詰まった「過程」を作る。
試験に合否は出るけど、
人生に合否は出ないから、
自分で勝手に「否」を出さないように。
何度も何度も、やめようと思うけど、
最終的に夢をあきらめる判断は、
自分でするものではないのかしら、と思う。
多分、内的要因にしろ、外的要因にしろ、
あきめなきゃいけないときは、
悩むまでもなく、やってくる。
ちょっとずうずうしいけど、
悩めるうちは、
進んでもいいかなと思う。

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