劣等生の極意(お気に入り大作戦!)

フランスは、「えこひいき」の国だ。
そもそも、フランスに「えこひいき」に相当するような言葉はなく、
その代わり、よく使われるのが、
chouchou(シュシュ)/chouchoute(シュシュットゥ)
お気に入り、秘蔵っ子という意味の単語。
世の中で最も評価基準が難しいもの=芸術
の国と言われるだけあって、
先生と生徒の関係もかなり独特。
例えば、ある生徒が、
ある先生の授業に、すごく熱意を持って、
人一倍、やる気を見せるのは一般的かもしれませんが、
フランスの場合、
先生のほうでも、お気に入りの生徒がいたら、
その熱意を余すところなく表現します。
ある意味、単純。
今年から始まった、
歌の授業では、
初回の授業で、先生が、
「好奇心のない生徒には、興味がないので、
自分は嫌われてると感じても、怒らないでください。」
と堂々と宣言。
そもそも、生徒一人当たりに対する時間のかけ方に、
「平均的」と言う言葉は、存在しないし、
「はい、じゃあ、次やりたい人?」と聞かれればまだいい方で、
先生が、名指しで、お気に入りの子を指名していくこともまれではない。
では、いかにして、chouchouになるか?
といっても、chouchouと先生の関係というものは、
基本的に相思相愛な関係なので、
目指すべきところは、いかにして、自分の好きな先生のchouchouになるか?
私が、実践したお気に入り大作戦は、
以下の通り。
1、手を抜かない。
2、できない、と言わない。
3、わかったふりをしない。
フランスで、chouchouを目指す上で大事なのが、
本気で戦える人。
授業外で、先生と仲が良くなろうが、
礼儀正しかろうが、
そんなことは、あまり関係ない。
「素直で、まじめで、可愛い子」では、通用しません。
泣きわめいても、喧嘩しても、失敗ばかりでも、
教室という戦場で、
戦闘態勢万全の状態で、
「先生」に挑める人。
私のお気に入り大作戦は、
実は、劣等生の極意。
劣等生だって、失敗しにいってやるぐらいの熱い「心意気」と、
ついでに、
先生をクスリと言わせる、
お茶目な「心粋」があれば、
chouchouになれるのが、フランス。

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