『石の上にも3年』まで?(なんちゃって有名人な私)

昨日から私が1年間、在学していた15区のコンセルバトワールの新入生オーディション。
先生から頼まれて、お手伝いに行ってきました。
先生が、受験生たちに、
「去年、15区の学校にいた生徒で、
今年から、ひとつ上のコンセルバトワールに入るKyoko TAKENAKAです。
皆さんの先輩です」
と私のことを紹介したときは、
思わず、でれっとしてしまいました。
2ヶ月ぶりの、学校で、先生や同級生にあって、
居心地のよさに包まれて、
うっかり、9月からもこの学校にいたくなってしまったけど、
私は、もう卒業です。
オーディションでは、私にとって、
小さなミラクルがたくさん起こりました。
去年、他のコンセルバトワールの3日間の研修を一緒に受けた男の子が、
受験に来ていて、
私のことを覚えていてくれて、
「フランス語が話せてるから、違う人かと思いました。」
と、言われたり、
去年、私が受験したときに審査員をしていた先生が来ていて、
「香子が、作品を発表したときの衝撃は、いろんな意味で一生忘れない。」
と、言われたり、
私が、8区のオーディションにも参加していたので、
両方受けた生徒に、
「コンセルバトワールを取り仕切ってる人なんですか?」
と、聞かれたり、
しまいには、
知らない子に、
「あなたが、噂のきょうこですか?」
と、聞かれたり。
こんなに、有名になるほど、
1年前の私は、
無謀な子ども、だったのです。
ここにいたら、
みんなが私の成長を知っていて、
みんながやっぱりどこかで特別視してくれる。
ふわふわの毛布にくるまって、
ぬくぬくしている、真冬の朝。
楽しいことが待っていることを知ってても、
やっぱり出たくないほどの気持ちよさ。
そして、安心感。
高校生のとき、カリスマ的存在だったある国語の先生が、
「私は、3年で、異動願いを出すの。」
と言っていたことを思い出しました。
なぜなら、3年で、人間は環境に慣れ、
そして、心地よさを感じ始めるからだそうです。
『石の上にも3年』
どんなに苦しくて大変でも、じっと辛抱すれば必ず報われる。
冷たい石も三年座り続ければ、暖かくなるという意味に由来しているそうです。
さて、報われたとき、
その石に座り続けるか、
はたまた、新しい石に座りかえるか。
欲張りな私は、
最近見つけた新しい石を、
この間まで腰掛けていた石の上において、
座ってみようかと思います。

2件のコメント

  1. 雄大 · 9月 29, 2012

    SECRET: 0
    PASS: db0d3294781f0db203a00992425dfd3b
    大きくなって行ってるようで、
    とても嬉しい気持ちになりました。
    You are special!
    ファイトだぜ、遠くから応援してるよ!

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  2. 竹中香子 · 9月 30, 2012

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    わー、ありがとう。嬉しいな。やってもやっても全然足りないよぅ笑

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