はじめての試写会『Pour un OUI』@メッス

待ちに待った、
人生で初めて出演した映画の試写会のため、
メッスに行って来ました。
スクリーンショット(2012-06-07 23.14.20)
パリの駅で、監督と待ち合わせして新幹線で行くはずだったのですが、
いつもどうりの遅刻。
次の新幹線だと、
絶対に、試写会に間に合わないのに、
まあ、なんとかなるよ、と電話越しにいわれて、
もはや、この国でどうにもならないことなんかあるのだろうか、
と改めて思いました。
私は、行ったことない場所で、
メッスに着いてから、
果たしてどうしたらいいんだろう、
とかなり不安になっていたら、
知らない人が、
キョウコー!と、声をかけて来て、
映画館まで連れて行ってくれました。
監督の地元の友達みたいだったけど、
それにしても、
よく私だってわかったな。
映画館は、本当に普通に立派な映画館で、
感動しました。
スクリーンショット(2012-06-07 23.15.19)
スクリーンショット(2012-06-07 23.15.08)
地元の新聞記者の人が来ていて、
写真を撮りました。
有名人の気分。
やっぱり、東京と地方の違いのように、
フランスでも、パリと地方の違いは歴然。
イベントの少なさを、実感。
全員そろって、
監督の到着を待ちました。
そして、誰も怒らない。
みんな、のんきにおしゃべりしている。
さすが、フランス…
そして、とうとう、
私の初めての主演短編映画『Pour un OUI』が、始まりました。
簡単なストーリー:http://millcorun.blog.fc2.com/blog-entry-184.html
監督はアルジェリア人で、
現在パリ13区のコンセルバトワールに通う23歳。
だれも、彼のことを23歳とは思っていないほど、
カリスマ性があって、
監督作品もすでに、4本目。
私は、演出クラスで彼と一緒になって、
ほとんど話したこともなかったのですが、
一度だけ、本当にたまたま即興をやったことがあって、
そのときのブログ:http://http://millcorun.blog.fc2.com/blog-entry-172.html
このことが、きっかけで、
私は、この作品に出演することになったので、
撮影中、
フランス語の指示がわかんないときでも、
なんとか、
この二人の間に確かに存在していた、
南国のフルーツみたいな
ビビットな感覚だけを持ち続けました。
6ヶ月前の私の、
フランス語は最悪で、
自分でも自分の台詞が理解できないシーンなどありましたが、
自分でも、
びっくりするほど満足しました。
25分の作品だったのですが、
フランスでは、短編映画専門のフェスティバルもあるほど、
短編映画(クート・メトラージュ)がとにかくさかん。
短編映画の印象は、
とにかく演劇的。
イメージの連続で、
作品は、スクリーンではなく、
確実に、
観た人の頭の中で、
完成する。
上演終わった後、プチ会見があって、
「日常生活でも、こんなにエキセントリックなんですか?」
という質問を受けました。
とりあえず、
「精一杯、生きてます。」
と、答えました。
夜は、メッス出身の監督とカメラマンが街を案内してくれました。
スクリーンショット(2012-06-07 23.14.51)
メッスは、建築で有名な街だそうです。
ちなみに、パリにあるポンピドーセンターの別館は、
メッスにあって、
建築は、坂 茂氏です。
鎌倉みたいで可愛かったです。
スクリーンショット(2012-06-07 23.14.40)
いつもつくづく思うのが、
自分が関わることに関して、
ひとつも手を抜いていいことなんてないということ。
いっぺんになんて、
決して進まない。
でも、次に全くつながらないことなんて、
いうことも決してない。
実際は、この歩みの遅さに、
いつも、
じりじりした気持ちにさせられてるけど、
いまは、とにかく、
どこかからやって来たチャンスは、
拒まない、
喜ばない、
逃さない。
たいていのチャンスって、
ラッキーというより、
多分、
必然で、
ちょっと前の自分のおかげでしかないと思う。

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