ロメオ・カステルッチ『SUL CONCETTO DI VOLTO NEL FIGLIO DI DIO』

先月から、パリにて大騒動を巻き起こしていた、
ロメオ・カステルッチの新作『SUL CONCETTO DI VOLTO NEL FIGLIO DI DIO』
東京にも、フェスティバルトーキョーで2回来日してします。
ロメオ・カステルッチ プロフィール
http://festival-tokyo.jp/artist/RomeoCastellucci/
たいてい、どこの劇場でも早くから並べば、
当日券がとれるので、
前売を買わなかったことが、間違い…
パリのテアトル・ド・ラ・ヴィルでの初日に、
カトリックの人たちによる暴動が上演中に勃発。
一言で言えば、
介護問題を扱った作品なのですが、
舞台美術として、
背景全面に、
キリストの顔があり、
徐々に破壊されていきます。
スクリーンショット(2011-11-12 17.40.47)
スクリーンショット(2011-11-12 17.40.58)
http://www.theatredelaville-paris.com/spectacle-sulconcettodivoltoromeocastellucci-358
このシーンに対し、
カトリックの人たちが、猛反発。
卵を投げたり、煙をたいたりと、
大混乱だったそうです。
次の日から、劇場の周りを警察が取り囲んで、
完全警戒体制。
当日券どころか、チケットを持っていない人は、劇場付近に近づくことも出来ませんでした。
それでも、マニフェストを行おうと、
カトリックの人たちが、
毎日劇場前に集結し、
賛美歌を歌ったり、
叫んだりして、公演の中止を求めていました。
その次の週には、
テアトル104という、
パリ市内の別の劇場でも、
公演があったのですが、
ほぼ同じ状況。
さらには、アーテイストの表現の自由を求める人たちが、
劇場前で、署名活動まではじめ、
もはや、収集のつかない状態。
それでも、公演は予定通り、
千秋楽を迎え、
続いて、フランスのレンヌというところで行われている、
演出家フェスティバルに参加。
http://www.t-n-b.fr/fr/mettre-en-scene/fiche.php?id=295
ここで、私は、ようやくチケットを購入することができ、
9ユーロのチケットと、
100ユーロの交通費を使って、
公演を見ることが出来ました(笑)
当日、なんと携帯に、
劇場から、メッセージが。
劇場前の大通りでマニフェストが行われるから、
通行止めにするとのこと。
よって、観客はかなり遠回りをして、劇場に向かうことに。
劇場に着くと、いっさいの荷物をフロントにあずけ、
念入りなボディチェックのあと、
ようやく客席に。
パリでは、カットされたシーンも、
観ることが出来ました。
公演後、
大通りは大変なことになっていて、
200人から300人近い人たちが、
ろうそくを片手に道に座り込んで、
抗議をしていました。
中には、泣いている人までいて…
これも、芝居の一部なのかと、
感じるほど、衝撃的な光景。
この作品に対しての感想は別として、
この作品をめぐるこれらの現象に、
私は、やはり強く強く魅力を感じてしまいました。
演劇、そして、劇場の持つ力の大きさ。
劇場=人の集まるところ
つまり、そこで、
作品を発表するということ、
『革命』??
日本で、学生運動が盛んに行われていたあの時代って、
こんな感じだったのかしら?
と、想像して、
思わず羨ましくなりました。
『自分の意志を表明する』
ということの、
ありがたみとか、責任とかを、考えたら、
こんなに嬉しい権利ったら、他にないと思う。

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