一番望みの低い7区コンセルバトワール説明会に行ってきました。
なんと、パリの保護者的存在の優ちゃんが同行してくれた。
15分くらい前に、コンセルバトワールについたら、入り口付近にすでに、すごい人だかりが出来てて、
しかも、みんないかにも女優志望、俳優志望って感じで、
わたしはすでに、引け腰。。
まあ、日本のオーディションでも同じだけど。
名前を言って、指定された部屋に入ったらみんな地べたに座ってた。
しかも、床には使わないのに、ヨガマットが放置。
そこに、先生らしき人が入って来て、説明開始。
70人以上いて、15人しか取らないらしい…
でも、試験の説明だけでなく、教育方針とか、コンセルバトワールのあり方とか、
すごく丁寧にわかりやすく説明していて、
わたしは、すごくすごく好感をもって、
ここで、勉強できたらさぞかし素敵だろうなと思って、妄想しました。
区のコンセルバトワールは、ダンスとか音楽の場合、
習い事として趣味でやってる人も多く、
音楽は600人、ダンスは200人ちかく生徒をとるのに対して、
演劇の規模は、30人。
つまり、すでに、国立のコンセルバトワールに入るくらい、難しい。
だから、役者志望でも、
大学の演劇科にはいって、セオリーを学びながら、
コンセルバトワールが受かったら、大学をやめるという人も多いみたいです。
7区の特徴は、なんといっても試験が、
戯曲を発表することではなく、ワークショップ形式であることですが、
その意味について、先生が言ってた印象的なワードが以下。
『演技力のある生徒をさがしてるのではなく、
演出してみたい、どこか変えてみたい、
試験管に対し、なにかインスパイヤしてくるものをもってる人。
そのためには、マスクをかぶって演技してる姿ではなくて、
マスクの下が見たい。』
そして、ワークショップを通して、
生徒側にも、学校を選んでほしいと言っていました。
でも、授業が体験できるなんて、願ってもないチャンス!!
それにしても、さすが、本業は役者兼演出家なだけあって、
スピーチ上手な先生だった。
その後は、質問コーナーで、
一番衝撃だったのは、
みんな自分の質問が終わったら、まだ説明会おわってないのに、
堂々と退室。
日本だったら、絶対そんなことしない!!って思いました。
悪印象残すとかいう観念がないんだろうな、きっと。
説明会が予想以上に充実していたため、
優ちゃんと近くのバーで乾杯。
夜、友達と数人で韓国レストランに行って、
そこでも、試験の話題になって、みんなの前で戯曲読まされた…
まあ、練習できたからいいや。
だから、台本は肌身はなさずもってます◎