恩田陸さんの最近文庫になった小説で、『木洩れ日に泳ぐ魚』という小説があります。
わたしは、少し前にハードカバーで読んだのですが、ゆーみんの『真珠のピアス』の歌詞の解釈について、
討論してるシーンが、
なんとなく忘れられなくて、
調べてみました。
サビの部分の、「彼のベッドの下に 片方捨てた Ah– 真珠のピアス」の部分、
①彼のベッドの下に、片方捨てた真珠のピアス
なのか、
②彼のベッドの下に片方捨てた、真珠のピアス
なのか。
①の場合、彼女の手元にはもう、真珠のピアスはなくて、
②の場合は、残りの片方が、手元に残ってるんですね。
で、さらには、この歌詞で最も内蔵をじかに触られるような気分になるところ、
「どこかで半分失くしたら
役には立たないものがある」
この部分とからめて、さらに掘り下げていく二人。
夜は、どんどん更けていく。
これは、明日からは、別々に暮らし始める、
男女の話。
『真珠のピアス』松任谷由実
Broken heart 最後の夜明け
彼のベッドの下に 片方捨てた
Ah– 真珠のピアス
肩にアゴをのせて耳元でささやくわ
私はずっと変わらない
背中に回す指の 力とはうらはらな
あなたの表情が見たい
もうすぐかわいいあの女(ヒト)と
引越しするとき気づくでしょう
Broken heart 最後のジェラシー
そっとベッドの下に 片方捨てた
Ah– 真珠のピアス
古ぼけた広告でヒコーキを折ってみる
高台の部屋の案内
いつか住もうと云って 微笑んだあの夢へ
せめてヒラリと飛んでゆけ
どこかで半分失くしたら
役には立たないものがある
Broken heart それはあのとき
蒼い心の海に ひとつぶ投げた
Ah– 真珠のピアス
Broken heart 最後の夜明け
Broken heart 最後のジェラシー
Broken heart 最後の夜明け
Broken heart 最後のジェラシー