『ドグラ・マグラ』

Takenaka Kyoko web-2010072118380000.jpg

『少女地獄』で有名な夢野久作さんの長編。
裏表紙のコメントが、相当印象的です。
以下引用
<これを書くために生きてきた>と著者みずから語り、10余年の歳月をかけた推敲なよって完成された内容は、著者の思想、知識を集大成する。
これを読む者は一度は精神に異常をきたすと伝えられる、一大奇書。
で、
ちょうど半分くらい読んだ、わたしの精神はというと、
かなりぶれてます…
洗脳されそうなので、ちょっとずつ読んでます。
これって昭和10年に出版されたから、今から70年以上前に書かれたものなのに、
なんか過去じゃない感じ。
そういう本にたまに出会う。
新刊でもなんでもないのに、なぜかすごく現在な感じ。
完成された作品なのに、
わたしが読むごとに、
先が書きたされていくような…
まさしく、そんな本です。
まあ、もう、読まなければいけない!という心地よい義務感があります。

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