『闇の列車、光の旅』

Takenaka Kyoko web
http://www.yami-hikari.com/
映画観ました。
誘われていって、なんも知らないで観たので、
かなり衝撃でした。
自分からだったら、絶対観ないような作品で、
でも、観るべきだったと思えた。
ストーリー
日系米国人のキャリー・ジョージ・フクナガ監督が移民たちの現実を描いた人間ドラマ。ホンジュラス出身の少女サイラは、父と叔父とともに移民たちでひしめく列車でアメリカを目指し旅立つ。道中、メキシコの強盗集団に襲われたサイラは、彼らの一味である青年カスペルに命を救われる。その後、サイラは裏切り者として組織から追われるカスペルと行動を共にし、国境を目指すが……。

ギャング組織って、宗教みたいだと思いました。
一番印象的だったのは、主人公(カスペル)にくっついてた弱虫のちびっ子の男の子が、
ギャングの集団の中で、どんどん洗脳されてって、
人を殺すことも平気になって、
自ら志願して、
ギャングのリーダーを殺した、カスペルを殺したこと。
変貌。
いま、普通に日本でのんきに暮らしてる私には、
アイデンティティーみたいなものが、いまいちないです。
しいて、いうなら、家族のひとりであること。
日本人である意識はあるけど、日本のために体はれないし。
でも、アイデンティティーって、
国とか家族以外にも、
どこにでも存在してやっぱり人は帰る場所を求めて、
そのためならなんでもできてしまうんだな、と強く思いました。
それは、途上国でも先進国でも同じことだと思う。
だから、自分が帰る場所って思えるところが、
洗脳とかではなく、
その場所に、帰属するために、自らの意思を押し込める訳でもなく、
胸を張って、人に紹介できるっていうのは、
すごく幸せなことだと思いました。
出てる人たちの、瞳が、
みんな、とても綺麗だったな。

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